熊本大地震から1年を迎えて。
家々に灯りのともる街がどんなに幸福だったか、あたたかい布団に包まって安心して眠りにつく夜がどれだけ幸せだったか。
初めて思い知らされたあの熊本大地震から1年が経ちました。
「瓦礫の中からこれだけ見つかりました」と大切そうに箱を抱えてパールネックレスの修理にお越しになったお客様。
「避難する時も片付けする時もずっとつけていました」と変形した婚約指輪と結婚指輪をお持ちになったお客様。
「妻が気に入っていたピアスをなくして元気がないので」とお越しになったお客様。
「全壊して大変だったんですが本当に頑張ってくれたので」と奥様への感謝の贈りものをなさったお客様。
「結婚式が出来なくなったので…刻印の日付を変えていただくことは出来ますか」とお越しになった新郎新婦の皆さま。
「地震がきっかけで結婚することにしました」とお越しになった新郎新婦の皆さま。
たくさんのお客様方のお顔が思い出されます。
日々ジュエリーづくりに携わる私たちは、人々の想いや人々のかけがえのない想い出を宿すひとつの“証”としてのジュエリーを紡ぐ者として、引き続き、一手一手真摯に丁寧に制作を進めてまいる所存です。
今もまだ、心に突然抱えたたくさんの傷跡をそっと隠しながら、それでも前を向いて毎日を過ごしておられる方たちのことを決して忘れることなく。
婚約指輪 熊本
結婚指輪 熊本
リフォーム 熊本
KATSUKI Facebook ⇒ フェイスブックページ