おばあちゃんのオパールをリフォーム
お婆様の形見の指輪をペンダントにリフォームしました、存在感のある宝石の場合は、ニットのセーターの上からでも着用できる少し長めの50cmのチェーンにしています。デザインはアンティーク調ですが、お客様のイメージに合わせてちょっとモダンな雰囲気を取り入れてます。
ちなみに、下の写真はリフォーム前で、よくある空枠と呼ばれる量産品のリングに石留めされたオパールはこんな感じでした、リングのデザインはそんなに古くないので、お婆様も一度どこかでリフォームされたことでしょう。
ご予算的にもかなりお買い求めやすくさせていただいております、安さの理由は最新のテクノロジーの3Dプリンターを活用しています。宝飾製造業界は、ここ20年以上人件費の安い香港やタイの製品の影響もあり、「指輪をリフォームするより、買ったほうが安い」という状況が続き、宝飾の職人はほとんど「絶滅危惧種」(-_-)のひとつに数えられる程の状況になってきました。
最近、何かと話題の3Dプリンターですが、まだ精度がいまひとつですから何でもできるというわけではありませんが、私たちの未来を変える力をもつことは確かです、コストが安く、イメージどうりの作品の試作と制作が可能になりました。
ただひとつ残念なのはものづくり大国日本といわれながら、肝心のプリンターはほとんどがアメリカ製で、おそらく特許のカタマリでしょう?(・ω・`)そんなわけで、国産の3Dプリンターの開発が遅れているのがちょっと気がかりです。