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もっと知りたいダイヤモンドVol.6

ふたつのダイヤモンドを並べて比較してみました、写真で実際の輝きを写すことはできないのですが、できるだけ判りやすく撮影を工夫してみました。下の写真のダイヤはどちらも天然のダイヤモンドなのですが、こうやって詳しく比較するとそれぞれのダイヤモンドの特徴が判別できます。

写真でみても左のダイヤは白く曇ったような感じで、右のダイヤは透き通るような輝きがあります、肉眼で見るとその差は歴然としています。左のダイヤはクラリティーがI-1ですから透明度がそれなりに低いことを意味しています。

通常、お客様にはクラリティーがVS以上をお勧めしています、やっぱり価格はリーズナブルでもIクラスはちょっとNG?ですね。しかも左のダイヤはカットがあまり良くないので、ほぼ同じカラット(重さ)の右のダイヤに対して一まわり小さくみえてしまいます(実際の寸法も小さい)。

別の角度から撮影してみました、よく見比べてください、右のダイヤはやや黄色みを帯びていますカラーグレードがGだからしかたありません。左は最高グレードのDですからほぼ無色に見えています。ダイヤモンドは正面から見ると輝きが強くカラーグレードを判定するのは難しいのですが、こうして横や裏から見ると一目瞭然となります。さらに左のダイヤはガードル部分の幅が厚く全体的に上下に長くカットされています、限られた原石の大きさからできるだけ大きくダイヤモンドを削りだすための手段です。ダイヤモンドはカラットの単位で取引されますが、それは「重さ」のことですから、一概には言えませんが、もし私が、研磨職人だったら、原石から最も効率よくカットすれば、輝きは犠牲にしても必要最小限度で研磨することになるでしょう。

さまざまな要素や事情でダイヤモンドにはそれぞれに固有のカットが施されています、私たちもひとつひとつのダイヤモンドから多くの物語を感じることができます、どれも同じように見えるダイヤモンドですが、実はひとつひとつにストーリが込められた世界にひとつだけの宝物ですね。

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