ローズクォーツのアンティークペンダント
こんにちは。 KATSUKIの大谷です。
夏頃にご相談いただいておりましたオーダーメイドのペンダントが、やっと、やっと、完成しました!
とっても素敵な仕上がりに、デザインさせていただいた私までもが感動してしまいました。
これもひとえに、根気強くお待ち下さり、さらには打ち合わせのために何度も足をお運び下さったH様ご夫妻のおかげです。
このペンダントをご紹介しないなんてもったいなので、ズバリ!ご紹介させて下さい!^^
9年前にオーダーいただいた婚約指輪と結婚指輪のメンテナンスに、久しぶりにお越し下さったのがはじまりでした。
奥様がハート型のローズ・クォーツという天然石のペンダントをお探しとのご相談をいただきましたので、これを機にオーダーメイドのペンダントをご提案させていただきました。
ペンダントの元になったデザインがこちらです。
こちらのデザインを奥様に気に入っていただけたので、さっそくローズ・クォーツをお探ししました。が、なかなかご希望のカタチや大きさのものが見つからないので、専門機関にお願いして石のカッティングからおこないました。
デザイン画の横に置いてあるのが、特注のローズ・クォーツです。
希望の石を準備するのも、なかなかにおおごとでしたが、それは序の口で、ここからが本当の意味でのはじまりでした。
上のデザイン画を元にデザイン設計をしたところ、そのままのデザインだと、ひとつひとつの模様に繊細さが欠けるように感じるうえに、模様同士の接合具合もあまり宜しくなかったのです。
そこで、大まかなイメージを変えずに、ひとつひとつの模様を繊細に作り上げていきました。
これが実に厳しい作業でしたが、どうにか奥様に喜んでもらえるように…と、時には社長からの愛のムチを受け取りながら(笑)、祈るような思いでデザインしました。
そして、やっとの思いで完成した試作品がこちらです。
デザインの細部にこだわり過ぎて、長らくお待たせしてしまいましたが、すぐにお越し下さってとても喜んで下さいました。
あとは、奥様のご要望を元に、バラのバチカンを微調整して、いぶしをかければ完成です。
そして昨日、完成品のお受け取りにおふたりがお越し下さいました。
とっても残念ながら、私は立ち会うことが出来なかったのですが、気に入って下さったご様子だったと聞き、本当に感無量でございます。
新しいものを生み出すことに対する”厳しさと感動”を再確認させていただけたこの作品とおふたりに、感謝しております。