還暦のお祝い!
いつもはブライダルのジュエリーをつくることが多いのですが、今回は、還暦を迎えられた、お母様へのプレゼントでルビーのリングを製作しました。還暦といっても、ご本人はまだ若々しくお元気で、お年寄りのイメージはまったくありません、まだまだ情熱的な赤の色がとてもお似合いになられると思います。
仕上がり具合もまずまずでした、それも長年研究してきたCADのおかげかもしれません。以前であれば石の配置や大きさのバランスは出来上がるまでは確認することができません、ひたすら自分の頭の中のイメージとにらめっこしながらの大変な作業で、それだけでも神経が磨り減る思いでした。
CADのデザインは出来上がりがシュミレーションできますので、自分の思いどうりに仕上げることが、容易になりました、
しかしながら、CAD製作の技術は高度な熟練を必要とします。結局、昔ながらのトンカチとヤスリが、マウスとキーボードに変わっただけという事もいえますが、変わらないのはご注文いただくご家族の愛情や思いやりですね。家族の愛や想いがなければ、どんな技術の進歩も無意味になってしまいます。