鍛造リングパート2
前回は、鍛造リングの製作準備まで紹介いたしましたので、今回は実際の製作風景を紹介します。
まずはプラチナの地金を坩堝(ルツボ)のなかで溶かします。
ルツボという言葉はあまり聞きなれませんが、大都会を形容するときに「街は人種の坩堝です」などと表現されますが、
さまざまなものが、高いエネルギーで融合し合ってひとつの塊になる姿はまさにルツボという言葉が、ぴったりですね。
さらにその地金を、そのまま「 熱いうちに叩け」です。
熱いうちのほうがやわらかく締めやすいのですが、ここで手を滑らせて熱いプラチナの塊を床に落とすと床が焼けてしまいますので注意が必要です。
さらに叩き伸ばしてゆくと、棒状になってゆきます。
こうやって少しずつ鍛造して伸ばしてゆくと金属の分子が硬く結合して丈夫な地金へと成長してゆきます。
「息吹を吹き込む」というのは少し大げさですが、そうやって、つくる人の気持ちが、身につける人への心へと伝わってゆきます。
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